事故状況 | バイクで走行中、交差点で自動車に横から衝突されたもの |
傷病名 | 脛腓骨骨幹部粉砕骨折、足関節外果骨折、CRPS、頚椎捻挫 等 |
自覚症状 | 疼痛、知覚障害(異常知覚)、強い痺れ、膝・足・足趾の可動域制限 等 |
他覚所見 | 変形治癒、歩行時杖使用、足底板装着しての歩行、CRPSによると思われる骨萎縮、頚椎椎間板ヘルニア 等 |
初回の等級 | 併合6級 |
異議申立後の等級 | 変更なし |
ご相談の経緯 | ホームページを見て、ご相談をいただきました。 |
サポート期間 | 約3年 |
ポイント | 被害者の方はバイクで通勤中に相手自動車に衝突され、複数箇所を骨折する大きなお怪我をして入院し、複数回にわたる手術を受けざるを得ないほどの状態でした。長年にわたりリハビリ・治療に努めてきましたが、CRPSの症状も現れてなかなか変わらない状態が続いておられました。事故から約4年が経ち、そろそろ症状固定にして後遺障害の請求をお考えになり、ご相談いただきました。お持ちの書類を確認し、後遺障害6級程度は認定される可能性があることをご説明しました。担当医師はとても協力的で、被害者の方の実際の状態に見合った症状・所見を後遺障害診断書に記載していただけました。書類等一式を整えて自賠責保険会社に被害者請求をしたところ、下肢の複数の関節可動域制限と神経症状についてRSDの基準で7級、下肢の醜状障害について12級、併合6級が認定されました。しかし、頚椎椎間板ヘルニアによる神経症状について回答文書に記載されておらず、12級認定の可能性もあったことから、異議申し立てをご希望され、準備を進めました。しかし頚部の神経症状は7級の評価に含まれるとの回答でした。これに対して被害者の方は、併合6級でよいのだが頚部の神経症状については独立して12級認定を受けておくことをご希望されましたので、自賠責保険共済紛争処理機構に異議申し立て手続きを行いました。しかし、結論は変わらず、終了となりました。 |