事故状況 | 歩道を歩行中、走行車両に衝突されたもの |
傷病名 | 母指MP関節損傷、手関節TFCC損傷 等 |
自覚症状 | 母指痛、母指MC関節IP関節の可動域制限、手関節痛 等 |
他覚所見 | MRI:母指MP橈側側副靭帯損傷、手関節TFCC損傷 等 |
初回の等級 | 併合10級 |
異議申立後の等級 | − |
ご相談の経緯 | 以前も別件でご相談いただき、ご連絡いただきました。 |
サポート期間 | 約9ヶ月 |
ポイント | 被害者の方は、ガードレールのない歩道を歩行中、横を通り過ぎる車両のドアミラーに上肢を強く衝突され、肘、手首、手指などを負傷されました。特に手指と手首に痛みが強く現れ、大きな病院で詳しい検査を受けたところ、母指MP関節靭帯断裂、手関節TFCC損傷などの診断がなされました。母指は手術が必要とされ、靭帯再建術を受けられました。その後も長期にわたりリハビリ・治療を行ってきましたが、可動域制限や痛みなどなかなか良くならないため、症状固定にして後遺障害請求することについて、ご相談をいただきました。自賠責保険への被害者請求をご希望でしたので、診断書やレセプトを相手方任意保険会社から取り寄せていただき、内容をよく確認のうえ、主治医の先生にお願いをして適切な後遺障害診断書を作成していただきました。診断書の内容も、誤解を受けるおそれがある所がありましたので、医師に追加記載等をお願いしたところ、ご協力いただくことができました。資料一式を整えて被害者請求をしたところ、母指の可動域制限・痛みについては10級、手関節TFCCによる痛みについては14級が認定され、ご納得いただいて終了となりました。 |