事故状況 | 工場で作業中に、落下してきた鉄の棒と機械の間に手首を挟まれたもの |
傷病名 | 前腕不全切断 |
自覚症状 | 手関節可動域制限・痛み、手指関節可動域制限・痛み 等 |
他覚所見 | 骨折部変形、正中神経・橈骨神経領域知覚低下・神経麻痺、母指球筋萎縮 等 |
初回の等級 | 6級 |
異議申立後の等級 | − |
ご相談の経緯 | ホームページをみて、ご相談いただきました。 |
サポート期間 | 約2年半 |
ポイント | 被害者の方は工場で作業中に、落下してきた鉄の棒と機械の間に手首を挟んでしまい、わずかな腱と皮膚以外ほぼ切断してしまうというお怪我をされました。反対の手で負傷した手首をおさえ、同僚に上着で手首を固定してもらい救急搬送されました。複数回にわたる手首の縫合術を受け、それでも当初はただ手首がつながっているだけのような状態でしたが、その後も複数回にわたる手術を受け、リハビリ等多大な努力をされて、手首と手指のいずれも少しずつ回復していきました。負傷して約3年半後に労災の症状固定となり、主治医の先生に障害補償給付の診断書を作成していただいたところ、記載内容が不十分に思われるが担当医師があまり協力的ではなく困っているとのことで、こちらにご相談をいただきました。 診断書を確認したところ、ご指摘のとおり、障害の状態に関する検査結果や所見が十分に記載されていない印象を受けました。このため、担当医師と面談をして改めて障害の状態等を確認していただき、診断書に追加記載をしていただくことができました。この診断書を労基署に提出し、その後の労災指定医との面談等に関するアドバイスを行ったところ、ご希望どおり、年金(6級)が認められ、ご納得いただいて終了となりました。 |