被害者の方は原付バイクで通勤中に転倒して、頭部外傷・鎖骨骨折等を負い、救急搬送されました。意識障害もあり、緊急入院されましたが、1ヶ月ほどでリハビリ専門の病院に転医され、リハビリを続けてこられました。入院中に1度てんかん発作が出現し、発作を抑える薬も必要な状況でした。しかしリハビリなどにより、症状は事故当初と比べて大きく改善され、事故から約半年後に今後の進め方などについてご相談をいただきました。記憶力低下などでコミュニケーションに不安をお持ちで、できるだけお会いしてやりとりすることをご希望されましたので、そのように進めてきました。事故から約1年半後に高次脳機能障害と鎖骨骨折による障害について症状固定となりましたので、それぞれの担当医師に適切な後遺障害診断書等の書類を作成いただき請求したところ、高次脳機能障害（鎖骨骨折後の右肩痛の神経症状を含む）について後遺障害5級2号が認定され、ご納得いただいて終了となりました。