事故状況 | 工場で作業中、落下した鉄の土台に左手を挟まれたもの |
傷病名 | 左手関節TFCC損傷 等 |
自覚症状 | 左手関節痛 等 |
他覚所見 | 左手関節尺側部:回旋時、掌・背屈時に疼痛 等 |
初回の等級 | 14級 |
異議申立後の等級 | 12級 |
ご相談の経緯 | 弁護士事務所からの紹介で、ご相談いただきました。 |
サポート期間 | 約8か月 |
ポイント | 被害者の方は外国人で日本語が不自由でしたので、スペイン語の通訳を通してやりとりしました。被害者の方は工場で作業中にネジが緩んで落下してきた鉄の土台に左手を挟まれてしまい、左手首を負傷したほか、薬指と小指を骨折しました。左手首の症状は大学病院でTFCC損傷と診断され、靭帯の手術も受けました。しかし治療を続けてもあまり改善せず、負傷から約4年後に症状固定となり、労基署に障害補償給付の請求を行ったところ、神経症状として14級という結果でした。しかし、日常生活を送るうえで左手がうまく使えない等の支障が続いている状況からこの認定にご納得できず、ご相談をいただきました。情報開示請求により労基署の認定資料を取り寄せたいただいて確認したところ、労災指定医も画像を確認してTFCC損傷を認めていることがわかりました。この客観的所見の存在に加えて、これまでの経過やお困りのこと等を文書にして不服申立てを行ったところ、12級に変更され、ご納得いただいて終了となりました。 |