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(2)十字靭帯
十字靭帯は、関節を内部で前後にクロスするように大腿骨と脛骨を結んでいます。
(3)側副靭帯
2.膝関節の損傷
(1)半月板損傷
①概要
体重が加わった状態で膝関節に大きな回旋力が加わったときに、半月板の一部が脛骨と大腿骨の間にはさまって損傷を受けます。断裂の形態から、縦断裂、水平断裂、横断裂、それらの合併型であるL状断層などに分類されます。
症状は、関節の痛み、出血、膝が屈曲したまま伸展不能となる、膝のひっかかり、異常音などが現れます。
②半月板損傷の治療
半月板損傷の治療法として、保存的治療もしくは手術療法(半月板切除術、半月板縫合術)がとられます。
(2)靭帯損傷
①概要
膝関節の外反位を強制されると、内側側副靭帯損傷が起こります。さらに力が加わると、脛骨が内旋して緊張するために前十字靭帯損傷を合併します。
脛骨の内旋が強いときには、前十字靭帯が単独で断裂を起こし、過伸展すると前後の十字靭帯が切れます。
②靭帯損傷の治療
靭帯の断裂があり、不安定性のあるものは手術療法がとられます。抜糸後約1ヶ月間ギプスを再固定し、その後は体重負荷や屈曲運動、筋力増強訓練を行うとされています。
保存的治療では、装具やギプス固定を行い、その後は体重負荷や屈曲運動、筋力増強訓練を行うとされています。
3.後遺障害等級との関係
(1)認定される等級
動揺関節等の関節機能障害で一定の条件を満たす場合は、自賠責保険で12級以上の等級が認定されます。
動揺関節等の関節機能障害でなくても、痛み等の症状が残った場合は、12級もしくは14級の等級が認定されることがあります。
(2)参考事例
①両膝骨折・靭帯損傷後の動揺関節等について労災障害等級併合6級が認定された事例
②左股関節・左膝関節の機能障害等について労災障害等級8級が認定された事例
③大腿骨骨折・下腿開放骨折・足関節骨折等後の関節機能障害等について自賠責併合8級が認定された事例
④右膝半月板損傷・前十字靭帯損傷後の痛みについて労災障害等級12級が認定された事例
⑤左膝高原骨折・左膝内側側副靭帯損傷後の左膝痛について自賠責後遺障害12級13号が認定された事例
⑥外傷性左膝外側半月板断裂、外傷性左膝前十字靭帯断裂後の痛みについて自賠責紛争処理機構で後遺障害14級9号から12級13号に変更された事例
⑦右膝内側側副靭帯損傷・右膝前十字靭帯断裂後の右膝痛・しびれ等について後遺障害12級が認定された事例
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