事故状況 | 被害者の方が同乗していた乗用車が右折したところ、直進してきた対向車と衝突したもの |
傷病名 | 骨盤骨折、坐骨神経障害、腰部神経障害 等 |
自覚症状 | 両下肢疼痛・痺れ、腰痛 等 |
他覚所見 | SLR 右45°、左60° 、知覚低下、筋クランプ、筋萎縮 等 |
初回の等級 | 併合14級 |
異議申立後の等級 | 併合12級 |
ご相談の経緯 | 14級認定後に、ホームページを見てご相談いただきました。 |
サポート期間 | 約3年 |
ポイント | 被害者の方は今回の事故で横隔膜ヘルニア、肺挫傷、恥骨骨折、仙骨骨折など大きな怪我を負ったため救急搬送されて入院し、横隔膜ヘルニアと仙骨骨折による神経圧迫に対して手術がなされました。しかし、整形外科での治療では下肢の痺れがよくなることはなく、ペインクリニックとメンタルクリニックでの治療も行われました。事故から約3年後に症状固定となり、後遺障害請求を行いましたが、恥骨と腰部の痛みについてそれぞれ14級の認定にとどまりました。この認定に納得できず、ご相談をいただきました。カルテ等を確認すると、仙骨骨折の骨片により神経障害を起こしたことが認められており、新たな診断書にも記載いただけました。異議申立ではこの申し立てが認められて、12級に変更されました。被害者の方は精神症状でも大変困っておられ申立を希望されましたので、メンタルクリニックの担当医師に後遺障害診断書等を作成いただいて再度異議申立を行いましたが、専門医への受診時期が遅いことを理由に事故との因果関係が認められませんでした。自賠責保険共済紛争処理機構にも異議申立を行いましたが、変更されませんでした。被害者の方はこの結果を受け入れ、終了となりました。 |
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